腰が痛くて靴下を履きにくいときに|座り方と身支度の工夫
朝、靴下を履こうとして足元に手を伸ばすと、腰が痛くて途中で止まってしまう。出かける前の何気ない動作でも、腰がつらいと時間がかかり、転びそうで不安になることがあります。
そんなときは、無理に手をつま先まで届かせるより、座る場所や足の置き方、使う道具を見直してみましょう。靴下を履く場面に絞って、安全に身支度を進めるための工夫をご紹介します。
まずは片脚立ちをやめて、安定した椅子へ
立ったまま片脚を上げて靴下を履くと、足元に意識が向き、バランスを崩すことがあります。壁につかまっていても不安定になる場合があるため、腰が痛い日は座って準備しましょう。
椅子は、キャスターがなく、座面が沈み込みにくいものを選びます。両足の裏が床につき、立ち座りに無理のない高さが目安です。低すぎるソファや柔らかいベッドの端は、身体が沈んで動きにくい場合があります。
椅子がぐらつかないか、床に衣類やマットのめくれがないかも確認してください。靴下と必要な道具を手の届くところにそろえてから座ると、途中で床の物を拾わずに済みます。
足を近づける方法は、痛みのない範囲で選ぶ
座ったら、足を床につけた状態から、どの位置なら無理なく手が届くかを確かめます。大きく前かがみになる、腰をひねる、息を止めて引っ張るといった動作は避け、痛みが強くなる手前で止めましょう。
低い足台を使う場合
足元に安定した低い台を置き、片足を載せると、足先までの距離を短くできることがあります。台は滑らず、足を載せても傾かないものを使います。積み重ねた本や箱など、崩れたり動いたりする物は避けてください。
台が高いほど楽になるとは限りません。足を上げるだけで腰が痛む場合や、身体が後ろへ倒れそうになる場合は使わず、補助具や家族の手を借りる方法に切り替えましょう。
足を反対の太ももに載せる場合
片足の足首を反対側の太ももに載せると届きやすい方もいますが、股関節や膝に負担を感じる方もいます。手で強く引き上げたり、膝を押し下げたりして形を作る必要はありません。腰・股関節・膝のどこかに痛みが出るなら、その方法は中止してください。
手が届かないときは、ソックスエイドを選択肢に
ソックスエイドは、靴下を器具にかぶせ、足を差し入れてからひもなどを引き、履く動作を補助する道具です。足先へ深くかがむ動作を減らすための選択肢になります。
ただし、器具への靴下の取り付けや、ひもを引く操作も必要です。手の力や足の動かしやすさによって使い勝手が異なるため、購入前に形状や使い方を確認し、可能なら福祉用具を扱う窓口などで相談すると選びやすくなります。
- 普段履く靴下の大きさや素材に対応しているか確認する
- 最初は安定した椅子に座り、身近な人がいる場面で試す
- 引っかかったら力任せに引かず、いったん外してやり直す
着圧ソックスなど、強く締め付ける製品には専用の補助具が必要な場合があります。医療用として指示された靴下は、自己判断で別の種類に替えず、使用方法を医療機関に確認してください。
靴下の準備と、履いた後の足元も確認する
履き口をあらかじめ広げ、かかとの向きを整えておくと、足を入れてから何度も引き直す手間を減らせます。普段使いの靴下なら、履き口が極端にきつくなく、足に合うサイズのものを選びましょう。
履いた後は、つま先や足裏の生地が余っていないか、かかとがずれていないかを確認します。フローリングでは靴下が滑ることもあるため、立つ前に床の状態を確かめてください。脱いだ靴下も床に残さず、手の届くかごなどに入れると足元を片づけやすくなります。
一人で履こうとすると痛みが増す日は、身近な人に手伝ってもらうことも選択肢です。外出予定に間に合わせようと急がず、余裕を持って身支度を始めましょう。
身支度の工夫だけで済ませず、相談したい目安
靴下を履きにくい状態が続く、以前より足に手が届かなくなった、歩くときや立ち上がるときにも痛む場合は、整形外科などで相談してください。腰だけでなく、股関節などの動かしにくさが関係することもあり、履きにくさだけで原因を判断することはできません。
新たに尿が出にくくなる、尿や便が漏れる、股の間の感覚が鈍くなる、脚の力が急に入りにくくなるといった変化がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。転倒後の強い痛みや、発熱を伴う腰痛も早めの受診が必要です。
相談するときは「どの場面で困るか」を伝えましょう
さいたま市大宮区周辺で、くしひき整骨院へ腰の不調を相談される際は、「右足だけ靴下が履きにくい」「足を上げると痛む」「座っていても前にかがめない」など、困る動作を具体的にお伝えください。医療機関で受けた説明や、動作についての指示がある場合もお知らせください。
まずは安定して座れる場所を整え、届きにくさに合わせて足台や補助具を検討することから始めましょう。痛みを我慢して動きを繰り返さず、今の身体で無理なく行える方法を選ぶことが大切です。
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