長距離移動で首が疲れる方へ|座席と頭の支え方を整えるコツ
新幹線や飛行機で移動すると、目的地に着く前から首が重い。少し眠っただけなのに、起きたら首まわりがつらい。そんな経験はありませんか。
限られた座席では、姿勢を正そうと頑張るよりも、背中や頭を無理なく預けられる場所をつくることが大切です。秋の行楽や帰省などで長距離移動を予定している方へ、出発前と移動中に見直したい座席まわりの工夫をご紹介します。
首だけで頭を支え続けていませんか
座席で背中が丸まり、顔だけが前へ出ていると、首まわりが疲れることがあります。また、眠っている間に頭が前や横へ傾き、目が覚めるたびに首の位置を戻している方もいるでしょう。
座席の形や体格によって、楽に感じる位置は違います。「あごを引く」「背筋を伸ばす」と意識し続けるより、背もたれと頭の支えが自分に合っているかを確かめてみましょう。
座ったら、背中・頭・腕の順に調整する
1.背中を預けられる位置に座る
まずはお尻の位置を調整し、背中を背もたれに預けてみてください。深く座ろうとして膝の裏が座面に強く当たったり、足が落ち着かなくなったりする場合は、無理に奥へ詰める必要はありません。
リクライニングが使える場合は、周囲への配慮と乗り物の案内に従い、少しずつ角度を変えます。倒すほど首が楽になるとは限らないため、頭だけが前に押し出されず、自然に前を見られる位置を探しましょう。
2.頭を支える場所を確かめる
調整できるヘッドレストがあれば、説明に沿って高さや位置を合わせます。頭を預けたときにあごが強く下がる、首を反らさないと届かないといった場合は、その位置で我慢し続けないことが大切です。
座席との隙間を埋めるためにタオルを使うなら、薄くたたんだ状態から試してください。首の後ろへ厚く詰め込むと、かえって頭が前へ押されることがあります。違和感が増す場合は外しましょう。
3.腕を休められるようにする
肩をすくめたままスマートフォンや本を持っていると、首まわりも休まりにくくなります。使える範囲で肘掛けに前腕を置くなど、腕の重さを預けられる位置を探してみてください。肘掛けの高さが合わず肩が持ち上がる場合は、無理に使う必要はありません。
居眠りへの備えは、起きているうちに試す
移動中に眠る予定がある方は、眠くなる前に頭を預けた姿勢を確かめておきましょう。頭が大きく横へ倒れる、あごが胸元へ落ちる場合は、背もたれの角度や支えの位置を見直します。
ネックピローは、形や厚みが合うかどうかが大切です。装着するとあごが押し上げられるものや、首の後ろが厚く頭を前へ押すものは、楽に使えない場合があります。購入済みなら、自宅の椅子で短時間試してから持参すると、移動中に調整しやすくなります。
首元を締めつけず、呼吸や飲み込みに違和感がない状態で使ってください。頭を支えるために身体をベルトなどで固定したり、安全設備に物を取り付けたりすることは避け、シートベルトは案内どおりに着用しましょう。
スマートフォンは、持ち上げる高さより使い方も見直す
膝の上の画面を長く見続けると、顔が下を向いたままになりがちです。ただし、目の高さまで端末を持ち上げ続けても、腕や肩が疲れることがあります。
前腕を支えられる範囲で画面を少し上げ、文字を大きくするなど、のぞき込まずに見られる設定にしてみましょう。長い動画や読書では、ときどき画面から目を離し、頭を背もたれ側へ戻す時間をつくるのも一つの方法です。
車内の揺れで画面が見づらいときは、無理に見続けず休みましょう。車を運転する方は、走行中に端末や首まわりの用品を調整せず、安全な場所へ停車してから行ってください。
楽な姿勢でも、ときどき位置を変える
座席を整えても、同じ姿勢のまま過ごせば疲れを感じることがあります。起きている間は、背中を預け直す、腕の位置を変える、肩の力を抜くなど、小さく姿勢を変えてみてください。
首を大きく回したり、手で強く引っ張ったりする必要はありません。痛みを確かめるために何度も動かすことも避けましょう。立ち上がる場合は、揺れやシートベルト着用の案内に注意し、安全に移動できるタイミングを選びます。
移動の疲れとして我慢しないほうがよいとき
移動を終えて姿勢を変えても痛みが続く場合や、毎回の移動で日常生活に支障が出る場合は、医療機関などへ相談しましょう。腕や手のしびれ、力の入りにくさを伴う場合、転倒や事故のあとから首が痛む場合も、座席の調整だけで様子を見続けないことが大切です。
突然の激しい頭痛や、ろれつが回らないなどの異変がある場合は、移動の疲れと決めつけず、速やかに救急対応を求めてください。
相談するときは「どの場面で疲れるか」を伝える
さいたま市大宮区のくしひき整骨院へご相談いただく際は、「眠ると頭が横へ倒れる」「スマートフォンを見ているとつらい」「背もたれに頭を預けると違和感がある」など、具体的な場面をお伝えください。使用しているネックピローや座席での過ごし方も、負担を考える手がかりになります。
首が疲れるからといって、原因を姿勢だけに決めつけることはできません。まずは出発前に座席の調整方法と持ち物を確認し、乗車後は背中・頭・腕を無理なく預けられる位置から整えてみましょう。
関連する施術ページ


