夏に脚がつりやすいのはなぜ?水分補給と身体のケアを考える
暑い時期になると、夜中にふくらはぎがつって目が覚めたり、運動中に急に脚が動かしにくくなったりすることがあります。こうした脚のつりは、筋肉が自分の意思とは関係なく強く縮み、すぐにゆるみにくくなった状態です。
夏は汗をかくため水分不足に目が向きやすいものの、それだけが原因とは限りません。筋肉の疲労、長時間同じ姿勢でいること、急な運動、ミネラルバランス、体調、服用している薬、何らかの疾患など、複数の要因が関係する可能性があります。
夏に脚がつりやすいと感じる背景
気温の高い日は、身体が汗をかいて体温を調節します。汗とともに水分や電解質が失われるため、いつもより水分が不足しやすい環境になります。一方で、冷房の効いた室内では汗や喉の渇きを感じにくく、水分補給を忘れる方もいます。
また、暑さを避けて外出が減ると、ふくらはぎを動かす機会が少なくなることがあります。反対に、普段あまり運動していない状態で急に長く歩いたり、強度の高い運動をしたりすると、筋肉へ負担が集中します。夏という季節だけで判断せず、その日の活動量や休息、体調を一緒に振り返ることが大切です。
就寝中に脚がつるケース
就寝中は長い時間ほぼ同じ姿勢になり、日中より脚を動かす機会が少なくなります。日中の立ち仕事や歩き疲れが残っているとき、冷房の風が脚へ直接当たり続けているときなどに、つりやすいと感じる方もいます。
寝る前には、痛みのない範囲で足首をゆっくり曲げ伸ばししたり、ふくらはぎを軽く動かしたりしてみましょう。冷房は暑さを我慢しない温度に保ちながら、風向きを調整して脚へ直接当て続けない工夫もできます。
運動中や運動後に起こるケース
ランニングや長時間の歩行などでは、ふくらはぎを繰り返し使います。疲れがたまった状態で運動を続けたり、準備なしに急に負荷を上げたりすると、脚がつることがあります。
運動中につったときは、まず安全な場所で動きを止めましょう。転倒しない姿勢を確保し、可能であれば呼吸を整えながら、痛みを強めない範囲でゆっくり筋肉を伸ばします。強くもんだり、反動をつけて伸ばしたりする必要はありません。痛みが残る場合は、その日の運動を無理に再開しないことも大切です。
水分補給で意識したいこと
喉が渇いてから一度にたくさん飲むのではなく、起床後、外出前、運動の前後など、生活の区切りで少しずつ補給する方法があります。大量に汗をかいたときは水分だけでなく塩分なども失われるため、食事を含めた補給を考えましょう。
ただし、スポーツ飲料やサプリメントを多く取ればよいとは限りません。糖分や塩分の取りすぎに注意が必要な方もいます。心臓や腎臓などの持病がある方、水分量を指示されている方、薬を服用している方は、自己判断で補給量やサプリメントを変えず、医師や薬剤師へ確認してください。
ふくらはぎをいたわる日常のセルフケア
長時間同じ姿勢を避ける
デスクワークや車での移動が続くときは、安全に動けるタイミングで立ち上がり、足首を動かしましょう。短い時間でも、こまめに姿勢を変えることが脚を動かすきっかけになります。
無理のない運動量から始める
暑さで運動を休んでいた方は、涼しい時間帯に短い散歩から始めるなど、体調に合わせて段階的に動きましょう。気温や湿度が高い日は運動量を減らし、休息を取る判断も必要です。めまい、吐き気、強いだるさなどがある場合は運動を中止し、涼しい場所へ移動してください。
痛みのない範囲で動かす
椅子に座った状態で、かかとを床につけたままつま先を上げ下げするなど、ふくらはぎを軽く動かす方法があります。回数をこなすことよりも、痛みや違和感を我慢しないことを優先しましょう。
医療機関への相談を考えたい目安
脚のつりが頻繁に繰り返す、強い痛みが長く続く、腫れや赤みがある、しびれや筋力の低下を伴う、片脚だけに強い症状が続く場合は、医療機関への相談を検討してください。持病がある方や服薬中の方、これまでと違う症状が現れた方も、かかりつけ医などへ相談すると安心です。
急な息苦しさや胸の痛みなどを伴う場合は、速やかに医療機関へ連絡してください。不安を抱えたままセルフケアだけで様子を見続けないことが大切です。
脚の疲れや身体の使い方が気になる方へ
くしひき整骨院では、脚のつりそのものを一つの原因に決めつけず、普段の姿勢や活動量、ふくらはぎを含む身体の状態を確認します。筋肉の疲れや身体の使い方について気になることがある場合は、状態に合わせたストレッチやもみほぐしなどをご提案します。
医療機関での確認が適している症状もあります。繰り返す症状や気になる変化があるときは、まず医療機関への相談も含めて無理のない対応を選びましょう。


